頭皮トラブルとはどんな状態?健やかな頭皮環境を取り戻す対処法
年代や頭皮状態にかかわらず、頭皮トラブルは誰にでも起こり得ると言われているので、早めにその状態とベストな対処法を押さえておきたいものですよね。
頭皮はそもそも、丈夫で美しい髪を生やす土台と部分ともなるので、頭皮状態が乱れていると、地肌・髪両方のトラブルを併発してしまう可能性が・・・
ここでは、健やかな頭皮環境を常にキープすることができるよう、頭皮トラブルの状態と症状別の原因、対処法をひとつひとつ参考にしてみましょう。
スポンサーリンク
頭皮トラブルとはどんな状態?症状別の原因を押さえておこう
一言に頭皮トラブルといっても、その状態にはさまざまな症状があります。
頭皮はお肌や体調、メンタル面のコンディションと同じように、ストレスや栄養バランスの乱れ、間違ったケアなどの影響を受けやすく、些細なきっかけでも深刻な頭皮トラブルに発展してしまうリスクがあるんです。
頭皮の状態がいつもとは違い、不安を感じているすべての人へ、ここでは、女性にも男性にも起こり得る頭皮トラブルの症状と気になる原因をお伝えしていきたいと思います。
女性に多い頭皮トラブル【かゆみ】
誰もが一度や二度は経験したことのある頭皮トラブルが、ストレスにもつながりやすいかゆみなのではないでしょうか?
女性に良くある頭皮トラブルともなるかゆみは、主にシャンプーの間違った選び方・使い方が原因と言われているんです。
皮膚がムズムズして違和感を感じる頭皮のかゆみは、早めにこの状態を改善しようとシャンプーでのケアをすることが自然ですよね。
ですが頭皮のかゆみによってストレスを感じていると、焦って適当なシャンプーを選んでしまったり、かゆみを抑え込むようなゴシゴシ刺激・摩擦のかかる洗い方をすることがめずらしくはないので、それによってかゆみが長期化・慢性化してしまうこともあるのです。
コンプレックスになりやすい頭皮トラブル【フケ】
頭皮トラブルのかゆみと同じように、フケも女性に起こりやすいトラブルのひとつ。
ただ、フケの悩みはまわりにはなかなか相談することができず、自分自身で抱え込んでしまって、そもそもの原因や正しいフケのケアが把握できないままになってしまうことも多いのではないでしょうか?
気持ち的なコンプレックス、ストレスにもつながりやすいフケは、頭皮の細胞が生まれ変わる際に他の頭皮トラブルが発生し、本来であれば出ることが少ない古い角質が剥がれ落ち、フケとなります。
フケは自分自身で気付きやすいのはもちろん、衣類にも付着して目立つため、まわりにも気付かれやすく、身に着ける衣類にも気を使うトラブルでもあります。
フケが気になりシャンプーの頻度が多くなると、乾燥によって新しい角質も剝がれやすくなるので、フケはささいな原因でも起こり得るトラブルだと考えられています。
かゆみや炎症につながりやすい頭皮トラブル【乾燥やかさつき】
頭皮は毛穴が多い分、皮脂分泌が活発なイメージがあるのですが、実は乾燥によるかさつきも決してめずらしくはない頭皮トラブルと言われているんです。
頭皮の乾燥やかさつきは、皮膚の内部にうるおい・油分・栄養が不足した状態となっているため、紫外線ダメージやシャンプー・ヘアスタイリングの際にかかる手肌の摩擦などに敏感になり、かゆみや赤み、炎症につながるおそれもあります。
うるおいや栄養、油分が不足している頭皮状態は、表皮の生まれ変わりのサイクルとなるターンオーバーが乱れるため、髪のパサつきや余計な広がり、うねりなどにつながってしまうこともあるんですよ。
自分自身では気付けないことも多い頭皮トラブル【ニオイ】
エチケットやたしなみに関する意識がいっそう高まりつつある今の時代、頭皮のニオイも女性にとっては深刻な頭皮トラブルのひとつなのではないでしょうか?
頭皮のニオイは、その人の動きや空気の流れによって分散・広がっていくこともあるため、自分自身では気付きにくく、まわりには気付かれやすい・不快感を与えやすいリスクがあります。
頭皮のニオイにはふたつのパターンがあり、症状・状態・原因が変わってくることもあります。
今後は気温も上昇し、皮脂分泌が過剰になって酸化によるニオイが発生しやすい季節に移り変わるので、ここではニオイの状態別の症状・原因を押さえておきましょう。
頭皮のニオイの状態【2選】 | 考えられる原因 | 頭皮のニオイが発生するメカニズム |
1.頭皮のニオイに酸味がある | 頭皮にかく汗の量が多いと、ニオイのもととなる菌やアミノ酸が大量に発生し、酸っぱいようなニオイに変わる | 頭皮の皮脂や汗に存在しているアミノ酸をニオイのもととなる雑菌が分解して生成されていく |
2.頭皮のニオイに脂っぽさを感じる | 紫外線に当たる時間が多いと、頭皮の熱によって皮脂が過剰に分泌し、酸化から脂っぽいニオイを発する | 頭皮状態がオイリーな肌質、シャンプーの頻度が少ないなど、頭皮に余分な皮脂が残っているため、変質によってニオイが発生する |
痛みやかゆみを伴う頭皮トラブル【頭皮ニキビ】
栄養バランスの乱れや睡眠時間の不足などで新陳代謝のサイクルが不安定になると、本来であれば剥がれ落ちていく角質が頭皮に残り、毛穴をふさいで頭皮にニキビができることがあります。
頭皮にできるニキビは、もともと皮脂の分泌が活発な頭皮の特徴がある分、痛みや赤み、かゆみや炎症につながるリスクもあると考えられています。
頭皮のニキビは、セルフでも対処できる方法がいくつも展開されていますが、長期化・慢性化した赤みやかゆみ、痛みを伴っている状態は、皮膚科医による診察が必要なケースもめずらしくはありません。
頭皮トラブルを改善・予防!症状別のヘアケアを押さえておこう
心配な頭皮トラブルは、髪のダメージ・抜け毛・薄毛にダイレクトにつながる心配もありますので、早めに正しいヘアケア・予防法を押さえておくことが得策になります。
健康的な頭皮環境と、美しくしなやかな髪質を維持し、取り戻すためにも、ここでは女性に多い頭皮トラブルの症状別のヘアケア・予防法を参考にしてみましょう。
頭皮トラブルの改善・予防策【かゆみ編】
頭皮のかゆみは、頭皮と髪に不要な汚れが残っていることや、今使っているヘアケアアイテムが地肌と髪に合っていない可能性が考えられます。
そのため、
- 頭皮と髪の保湿や保水に優れ、洗浄力が穏やかな「アミノ酸系」のシャンプーに変える
- 頭皮と髪のガンコな汚れをキレイに洗い流すため、3回に1回は20秒程度の泡パックをする
などの対策を早めに行い、髪と頭皮に刺激や摩擦を与えないヘアケアを習慣付けてみましょう。
頭皮トラブルの改善・予防策【フケ編】
女性に深刻な頭皮トラブル、フケは、頭皮の新陳代謝のサイクルが不安定になり、本来であればまだ剥がれ落ちるのが早い角質が垢となっている状態。
頭皮の新陳代謝やターンオーバーのサイクルを安定化させるためには、頭皮と髪の保湿・保水が欠かせないメソッドとなります。
今までのシャンプーのやり方を見直し、
- 髪と頭皮をいたわるケアを習慣付けてみる
- トリートメントやアウトバストリートメントで丁寧に保湿・保水のケアをする
ようにしましょう。
またフケが気になり、1日に何度もシャンプーをしてしまうと、頭皮の乾燥から必要なうるおい・油分が不足した状態になってしまいます。
シャンプーは1日1回、フケが気になる際はシャンプーを使わない軽めの予洗いをするなどして、うるおいを保つ意識を高めてみましょう。
頭皮トラブルの改善・予防策【乾燥やかさつき編】
一般的な頭皮・地肌の状態よりも、皮脂分泌が少ないことでかさつき・乾燥が気になる場合は、
- 適度な皮脂分泌を促すブラッシング1日に数回行う
- シャンプー時やアウトバストリートメントの使用時に、頭皮マッサージをして適度な刺激を与える
ようなヘアケアを心がけると、頭皮の代謝のサイクルが安定し、適度な皮脂分泌によってつややかでまとまりのある髪質・健康な頭皮状態に近づけることができるでしょう。
頭皮トラブルの改善・予防策【ニオイ編】
まわりに気付かれやすく、自身ではなかなか把握できないことも多い頭皮のニオイのトラブルには、
- 皮脂を収れんする成分配合のシャンプーを選ぶ
- アロマやエッセンシャルオイルブレンドのシャンプーを選ぶ
- 皮脂の酸化によるニオイを中和する、殺菌や消臭ケアに特化したヘアケアアイテムを選ぶ
などの対策を取ってみましょう。
また油分や脂質、糖質の多い食品は、皮脂の過剰な分泌から頭皮の気になるニオイを発するおそれがあるため、栄養バランスの整った食生活を心がけることもポイントになります。
頭皮トラブルの改善・予防策【頭皮ニキビ編】
頭皮ニキビは、頭皮が皮脂を分泌しやすく紫外線ダメージをダイレクトに受けやすいパーツでもあることから、お肌にできるニキビよりも大きく、赤みやかゆみを伴うことが多くあると考えられています。
- 毎日1日1回のシャンプーを欠かさない
- 髪と頭皮の汚れが気になる際にはこまめにふき取る
- 殺菌や抗炎症作用成分が配合されたヘアケアアイテムを使う
などの対策を取って、常に清潔な頭皮と髪を維持する意識を持ってみましょう。
頭皮ニキビというと、皮膚科医への相談・治療が必須のイメージが多く持たれていますが、身近なドラッグストア・ネット通販サイトでも手軽に購入できる市販薬がたくさん展開されています。
忙しくて皮膚科医に行く時間の確保が難しい場合は、丁寧なヘアケアに合わせて本格的な予防ができる市販薬の併用を検討してみましょう。
※症状にかかわらず皮膚科医への相談を検討してみよう
女性に起こりやすい頭皮トラブルは、症状別に手軽に実践できるセルフでのヘアケアがあると安心できたのではないでしょうか?
ただ、セルフでの予防・対策をしていたとしても、頭皮トラブルが長期化・慢性化している場合は、無理をせずに早めに皮膚科医に相談してみることがオススメです。
皮膚科医の相談・診察・治療は、セルフでの頭皮トラブルのヘアケア・予防策よりも、確実で髪と頭皮のよりよい変化を実感できる可能性が高いと言えます。
また頭皮トラブルについて皮膚科医に相談し、治療を受けることは、一般的なヘアケアアイテムよりも有効性あるとされる成分配合の医薬品を使うため、頭皮トラブルに感じやすいかゆみの鎮静化、炎症を抑えるなどの効果にも期待できるでしょう。
~おわりに~
女性の頭皮トラブルは、6人に1人の高い確率で起こり得るとのデータも報告されているので、決して他人事ではないと感じますよね。
揺らぎやすい女性の髪・頭皮状態は、ちょっとしたきっかけでも深刻な頭皮トラブルにつながる可能性があるのだと認識しながら、丁寧で正しいヘアケア習慣を身に付けていきましょうね。
スポンサーリンク
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。