【医療用とファッションウィッグの違いとは】髪質・頭皮に合うウィッグを選ぼう
髪と頭皮に馴染ませるように活用するだけで、いつもとは違った新鮮なヘアアレンジを楽しめるウィッグ。
医療用・ファッション用のふたつのタイプが展開されているウィッグは、それぞれにいくつもの違い、オススメできる人のタイプも変わってきているんです。
こちらのコラムでは、医療用のウィッグとファッション専用のウィッグにどんな違いがあるのか?
気になる特徴やメリットとデメリット、医療用ウィッグとファッションウィッグが向いている人のタイプを合わせてご紹介!
頭皮や髪のエイジングサインをナチュラルにカバーしたり、多彩なヘアアレンジを楽しみたいと願う女性は、ぜひお伝えするウィッグの違いを参考にしてくださいね。
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【医療用ウィッグとファッションウィッグの違い】特徴や見た目、値段や使用感の違いを解説します
ウィッグは医療用・ファッション用と、ひとくくりのアイテムとして認識されることが一般的ですが、実は特徴や見た目、値段や使用感などにも大きな違いがあるんです。
医療用ウィッグとファッション専用のウィッグの違い、特徴などを参考にしながら、頭皮と髪のエイジングサインを上手にカバーしたり、日々のヘアアレンジの幅を広げていきましょう。
見た目の質感が違う
医療用ウィッグとファッション専用のウィッグは、一見同じような質感に見えても、よくよく観察してみるとツヤや触り心地、見た目の上質さなどに大きな違いがあります。
まず、医療用ウィッグの場合は、デリケートな頭皮環境・髪質にも安心・安全な、薬剤を一切使用していない人毛を使って作られているため、限りなく人の髪質に近く、ウィッグをつけていることがまわりに知られにくい特徴があります。
代わってファッション専用のウィッグは、ウィッグの毛にツヤや光、なめらかさを与えるためのさまざまな薬剤と人工毛、ごく一部のみに人毛が使われているため、人の毛質とは違った華やかさ、明るさが特徴になっています。
医療用ウィッグ・ファッションウィッグともに、どちらもナチュラルな質感をしているものの、人毛を使用し薬剤の使用が一切ない医療用ウィッグの方が、女性のデリケートで繊細な髪質に馴染みやすいとも言われているんですよ。
使用の目的が違う
医療用ウィッグとファッション用ウィッグは、このネーミングからもイメージができるように、使用の目的にも違いがあるんです。
まず医療用ウィッグの場合は、
- 産後などの女性ホルモンの乱れによる抜け毛や薄毛
- 抗がん剤などの薬剤を使用し、副作用による抜け毛や薄毛
- 極度にデリケートな髪質、頭皮環境
- 脱毛症
など、頭皮や髪になんらかの疾患があり、一般的なウィッグでは十分な役割・安全性を維持できないと判断された場合を想定して作られたウィッグでもあります。
医療用ウィッグは、ファッション用のウィッグに比べると、長時間の着用が必要になるシチュエーションも多いため、手触り・仕上がり・安全性・通気性などが細かに分析・研究されて作られています。
代わってファッション用のウィッグは、
- 髪と頭皮のエイジングサインがそこまで深刻ではなく、気になる程度
- 多彩なヘアアレンジを楽しみたいと思っていても、その時間確保が難しい人
- 時短でカンタンなステップで髪型やイメージを変えたいとき
などの目的で使用されることが多く、毎日お洋服やメイクアップのテイストを変えていくのと同じように、ファッションアイテムの感覚で楽しむことができます。
そのためファッションウィッグは、10~60代までの幅広い女性に活用され、イメージチェンジやヘアスタイルの幅を広げていける、もっとも手軽でカンタンなアイテムとして人気を集めています。
つむじの仕上がり・見た目の違い
医療用ウィッグとファッションウィッグは、着用した時のつむじの仕上がり・見た目にもいくつかの違いがあるんです。
医療用ウィッグを着用した際のつむじの仕上がりは、
- ワンステップでつけられて髪と頭皮への密着度が優れている
- 人の髪、頭皮に馴染みやすく、つむじの分け目が自然に作れる
- 人の髪の毛の流れ、立ち感を一本一本計算して作っているためつむじが自然に見える
- パッチテストをクリアした素材を使用しているためつむじのムレや肌荒れが起こりにくい
などのメリットがあり、ウィッグに良くあるウィークポイント、ネットが見えてしまったり、着用したパーツが盛り上がって不自然な仕上がりになることもまずありません。
一方ファッションウィッグの場合のつむじの仕上がりには、
- そもそもつむじにアプローチしていない商品が多数である
- OやIなどの新鮮なつむじをカタチどったウィッグが人気である
- 人工毛が同じ流れで植毛されているため、つむじや分け目が作りにくい
- 髪をかき上げた際、つむじが盛り上がったりネットが見えてしまうこともある
- 化学繊維の素材を裏地に使っているため、ムレや肌荒れにつながることもある
などの特徴があります。ファッション専用のウィッグは、つむじだけを見ると医療用ウィッグとは違った弱点がいくつもあるウィッグのタイプとなっています。
価格の違い
ファッション用・医療用にかかわらず、ウィッグの一般的な価格が高額だとイメージしている人は多いのではないでしょうか?
商品改良やリニューアル、見直しが常に進められているウィッグは、ファッション用がややリーズナブル、医療用がやや高額な相場となっています。
ファッションウィッグと医療用ウィッグの一般的な相場について調べてみると、
- ファッションウィッグの場合:2,000円~10,000円弱で買える商品が多い
- 医療用ウィッグの場合:10,000円~50,000円までと幅広いがどれもやや高額である
となり、気楽に購入しやすいのがファッションウィッグになります。
ただそれなりに高額な医療用ウィッグでも、ファッションウィッグとは違った素材・使用感・安全性が備わっているので、実用性よりも安定したウィッグを選びたい人には、医療用ウィッグの相場の値段以上のメリットを感じられることも多数あります。
【医療用ウィッグ】メリットとデメリットは?
10代のティーン世代から高齢の方までに利用されている医療用ウィッグ。
どんなタイプのウィッグが自身の髪質・頭皮環境に馴染むのかをしっかりと判断するため、ここからは医療用ウィッグのメリットとデメリット、向いている人のタイプについて参考にしてみましょう。
【メリット】丈夫で耐久性がある
医療用ウィッグは、人間のデリケートな人毛を使っているにもかかわらず、その上質さが安定しているため、長く継続して使用することができます。
医療用ウイッグは薬剤未使用の人毛を採用していることで、髪のツヤやまとまりの維持に必要不可欠なキューティクルが残った状態になります。
そのため、シャンプーやトリートメント、ドライヤーを使ってのお手入れをしても、キューティクルによってダメージを防ぎ、長期間まとまりやツヤのある毛質を維持でき、内部に使われた素材も劣化がしにくいと言われています。
【メリット】バリエーションが豊富で選びやすい
医療用ウィッグに使われているのは人毛ばかりではなく人工毛もあります。
医療用ウィッグの人工毛は、ひとつでもたくさんのバリエーションがあるため、好みや理想、使用のシチュエーションに合わせた医療用ウィッグを選びやすいメリットがあります。
医療用ウィッグの人工毛の主な種類とそれぞれの特徴、メリットをまとめてみましたので、医療用ウィッグをこれから使用する方は購入時の参考に役立ててくださいね。
医療用ウィッグ×人工毛の種類【4選】 | 特徴とメリット |
1.コラーゲンタンパク繊維 |
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2.ポリエステル繊維 |
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3.塩化ビニル繊維 |
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4.アクリル系繊維 |
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【デメリット】帽子着用の手間やお手入れが複雑である
デメリットよりはメリットの方が圧倒的に多い医療用ウィッグでも、
- 医療用ウィッグを支える帽子の着用が必須になる
- 帽子と医療用ウィッグ両方のお手入れが必要になる
などのデメリットがあり、ファッションウィッグに比べると、手入れや管理に関してのステップは慎重に行う必要もあります。
【ファッションウィッグ】メリットとデメリットは?
ファッションアイテム感覚で楽しく活用できるファッション専用のウィッグも、医療用ウィッグと同じようにいくつもの美点・ウィークポイントがあります。
これからファッションウィッグの購入を考えている人は、メリット・デメリットの両方を把握し、日々のヘアアレンジを満足のいくものへと変えていってくださいね。
【メリット】販売店が多く購入しやすい
ファッションウィッグは、バラエティショップやヘアサロン、通販サイトなど、購入できる場所が多く、その分のショッピングが楽しめたり、いろいろなファッション用ウィッグを比較しながら、自分にベストな逸品を見つけられるメリットがあります。
医療用ウィッグの場合は、購入できる場所が限られているので、場合によっては店舗が見つからず、通販サイトで手に触れられないまま購入し、後悔してしまう心配も。
ファッションウィッグは、女性が普段から利用している身近な店舗・通販サイトで気楽に見つけやすく、リーズナブルで購入しやすいメリットが大きなポイントです。
【メリット】使い方がカンタンである
医療用ウィッグは、専用の帽子をかぶりウィッグを装着するので、ウィッグが初心者の女性には手間がかかってしまう心配もあります。
ファッションウィッグの場合は、帽子をかぶる・ヘアアレンジに少しの工夫をプラスするような感覚で装着ができるため、ヘアアレンジの時間を短縮でき、忙しい毎日を過ごす女性にも手軽に使用できます。
【デメリット】ウィッグだとバレやすい
ファッションウィッグは、人工毛を使っていることや、医療用ウィッグとは違った作り方がされているため、つむじやサイド、トップの部分が盛り上がりやすく、自身の頭のカタチや髪質、頭皮の状態に馴染ませるまでに時間がかかってしまうこともあるようです。
~おわりに~
医療用ウィッグとファッションウィッグの違い、それぞれのメリットとデメリットを理解すると、自分にベストなウィッグの判断も時短でできるようになりそうですね。
女性の気になる薄毛や抜け毛などのトラブル・エイジングサインをナチュラルにカバーするファッションor医療用ウィッグで、髪と頭皮のトラブルをまるごと解決していきましょう!
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