髪の傷みは「切る」しかない?傷んだ髪を修復するヘアケアメソッドを解説!

髪のケア

髪全体に傷みがあると、「このまま切るしかないのかな…?」と思うことが多いのですが、髪を切るのは見た目のイメージがガラリと変わったり、髪を伸ばしている女性にとっては負担になることもありますよね。

今回は、一度傷んでしまった髪は切ることしか対処法がないのか、今すぐ知りたい疑問解決のヒントと、傷んだ髪を修復するオススメのヘアケアメソッドをご紹介!

傷んだ髪をバッサリと切らなくても、生まれたてのような髪に近付くこだわりヘアケアをぜひ参考にしてくださいね。

傷んだ髪は切るしか方法がない?髪の傷みはもとに戻るの?

ダメージを受けて傷みが深刻になっている髪は、

  • ツヤやうるおいを守るキューティクルが剥がれた状態
  • 髪の材料となるタンパク質が流れ出て、スカスカの髪質になった状態

のことを言います。

お肌が深刻なダメージを受けている場合は、もともともつ修復作用・新陳代謝のサイクルによって元の肌質に徐々に戻っていくと考えられていますが、髪の場合は完全に生まれたてのような質感に戻すことは難しいと言われているんです。

ただ、髪が深刻なダメージを受けて傷んでいても、髪を守るキューティクルを保護したり、髪の材料となるタンパク質を食品やサプリメント、ヘアケアアイテムで補うことで、生まれたての髪に近い状態を取り戻すことができます。

その後のイメージがなかなかつかないことも多い、髪をバッサリと切ってしまうよりも、傷んだ部分に適切なケアをプラスすることで、理想の髪質・髪型・長さをキープすることができるため、まずは切らずに補修するメソッドから習慣付けてみてくださいね。

髪の傷みの原因【3選】を理解しておこう!

知らず知らずのうちにダメージの深刻さに気付くことも多い女性の髪質。

では、切るしかないと感じてしまうような髪の傷みには、どのような原因が考えられるのでしょうか?

髪のダメージが進行しやすい主な原因3選を参考にしてみましょう。

【原因1】ブリーチによるもの

黒髪よりも明るい髪色が好きな女性の場合は、月に1回程度は髪をブリーチ(脱色)することもあるのではないでしょうか?

髪の染料にはさまざまなバリエーションがありますが、その中でも特にブリーチ剤は、髪の黒色の色素をまるごと抜いて色を変えるメソッドになるため、脱色の過程で栄養や水分、皮脂などが根こそぎ奪われ、パサパサしたダメージの深刻な質感に変わってしまうこともあるのです。

【原因2】濡れたままの髪の毛

バスタイム後は気持ちもゆったりと癒され、リラクゼーションできるベストなタイミングでもあるので、ついつい髪の毛を乾かすまでに時間がかかってしまうこともありますよね。

髪を濡れたまま放置してしまうと、シャンプーによって開ききったキューティクルからうるおいが流れ、パサつきやダメージを受けやすい髪質に変化する心配が。

また濡れたままの髪の毛で長くいると、雑菌の繁殖によってニオイ・かゆみなどのトラブルが併発してしまうおそれもあるのです。

【原因その3】カールアイロンによる熱のダメージ

髪の深刻な傷みは頭皮に近い部分やサイドよりも、毛先が特にひどいと感じてはいませんか?

毛先にダメージが強い場合は、毎日繰り返し使う、カールアイロンの熱のダメージが傷みの原因のひとつと言われているんです。

カールアイロンを使う際は、それなりに高温で、クセをつけるために長く毛先に当てて使うことも少なくはないはず。

髪やキューティクルは熱に弱く、デリケートな状態なので、繰り返しのカールアイロンを使うとキューティクルが傷み、タンパク質が流れ出たスカスカの質に変わるおそれもあります。

傷んだ髪を切らずに修復!オススメのヘアケアメソッド【7選】を解説!

深刻なダメージを受けてしまった髪は、本来の生まれたてのような髪に戻すことはできないものの、その状態に近づけることは可能になっているんです。

髪をバッサリ切ってしまうことは女性にとってそれなりに勇気がいるものですし、バッサリ切った後の見た目・髪型のイメージに不安を抱いてしまうこともありますよね。

髪を切らずに修復し、できるだけ質感の良い髪に整えるために、ここでは美容家や美容師さんも推奨している7つのこだわりヘアケアメソッドをわかりやすくご紹介してみたいと思います。

【その1】育毛剤を使って新しい髪を増やしていく

傷んでしまった髪をバッサリと、全体的に切らなくても、育毛剤を使うことで新しく丈夫な髪が生えやすくなるため、髪全体の傷みのカバーにも一役買ってくれます。

市販・通販ともに豊富なリリースがある育毛剤は、

  • 頭皮の血行を促進して新しい髪を生やす
  • 頭皮のめぐりを安定化させて髪と頭皮に栄養を行きわたらせる
  • 丈夫でつややかな新しい髪を生やす

といった効果・働きが期待できるため、育毛剤を使って新しい髪の毛が増え、生え変わると、今あるダメージの部分が目立たなくなっていきます。

育毛剤は女性専用の商品や、長期的に使える負担の感じない価格の商品を選ぶようにすると、定期的な使用で今ある髪の傷みも修復・目立たなくなるでしょう。

【その2】炭酸タイプのシャンプーでヘアケア

シャンプーには数多くの種類が展開されていますが、今もっともトレンド・ブームとなっているのが、炭酸タイプのシャンプー。

プッシュすると泡のままに出てくる炭酸泡シャンプーは、髪の傷みが気になりつつも忙しくてヘアケアに時間をかけられない女性にオススメで、髪の傷みの原因となる毒素や汚れ、老廃物を毛穴の深部から洗い流す働きがあります。

炭酸タイプのシャンプーは、ヘッドスパや頭皮マッサージを施すように、頭皮環境を清潔に・健やかな状態に整えてくれるため、これから生える髪の毛が傷みにくく丈夫な髪質になり、ダメージの目立つ部分が徐々にカバーできるようになりますよ。

【その3】ヘアサロンで傷んでいる部分のみをカットしてもらう

髪の傷みが気になっていても、切りたくはない気持ちと、セルフでのカットがうまくいくかどうか心配になってしまいますよね。

ですが、ヘアサロンに行ってプロの美容師さんに、傷んでいる部分のみをカットしてもらうようお願いすれば、長さをそこまで変えずに質の良い髪の部分だけを残すことができます。

ヘアサロンで、傷みがある部分の髪だけをカットしてもらうのは、ダメージが目立たなくなることはもちろん、気になる疑問・悩みを相談して、適切なアドバイスを受けられるメリットも。

髪の傷みで切る・切らないという悩みは、女性にとって深刻なストレスに変わり、それが髪や頭皮に良くない影響を与えてしまうこともあるので、早めに美容師さんに相談してみるようにしましょう。

【その4】こだわり抜いて選んだトリートメントを使う

今気になっている髪の傷みを修復するためには、今まで使っていたトリートメントを見直し、配合されている成分や処方などの特徴にこだわって商品を選び、継続して使うこともオススメの方法です。

身近なマーケットやドラッグストアなどで販売されているトリートメントは、リーズナブルで使い勝手が良いのですが、ダメージに良くない影響を与えてしまう添加物・刺激物の使用もめずらしくはありません。

そもそも髪の深刻な傷みは、いつもとは違ったトラブルが頭皮と髪の両方に起こっていると考えられるため、ヘアサロンや通販限定などの高級なトリートメントを使用してみましょう。

特に、

  • 優れた保湿、保水力のある植物性オイル配合
  • 頭皮と髪の細胞間にまでアプローチする幹細胞エキス配合
  • 販売ブランド、メーカーが独自配合した成分を使用している商品

という特徴があると、髪の傷みのケアはもちろん、健やかな頭皮環境や髪のエイジングサインの予防・改善にもつながりやすくなります。

【その5】カラーやパーマをおやすみしてみる

髪の深刻な傷みには、カラーやパーマ液の、頭皮や髪に強い負担を与えてしまう薬剤が原因のひとつであることをお伝えしました。

繰り返しのカラーやパーマは、髪と頭皮にダメージがかかりやすくなるため、傷みが修復するまではいったんおやすみに、ナチュラルで女性らしいヘアスタイルを楽しんでみるのもひとつの方法です。

また、傷みが顕著な髪にパーマやカラーを当てても、栄養やうるおいが不足している分、理想的な仕上がりにならず、余計に手間やストレス、コストがかかってしまう心配も。

髪や頭皮も、カラダやメンタルと同じように一日中活動してダメージを受けているため、ときにはじっくりと休ませる癒しのヘアケアを心がけてみましょう。

【その6】週に2~3回程度の湯シャンを

シャンプーを使わない、ナチュラルな髪の洗浄方法として、大人気タレントの吉川ひなのさんや福山雅治さんも実践している湯シャン。

もう切るしか方法がないのかと不安になってしまうほどに傷んだ髪の毛は、うるおい・栄養が不足し、つややかな髪のための皮脂が減少している状態と言えます。

シャンプーのし過ぎや洗浄力の強いシャンプーを使うことで髪のダメージが進行してしまう心配もあるため、適度に皮脂を守る湯シャンを週に2~3回程度取り入れてみましょう。

湯シャンは髪と頭皮の汚れの80%を洗い流すと言われ、つややかな髪を守る皮脂を洗い流さず、キューティクルの損傷を防ぐ効果も期待できます。

湯シャンをする際は、いつもシャンプーを使っているのと同じくらいの時間で洗い流し、適度に水気を切ったらトリートメントを塗布して時間をかけてすすぎ洗いを繰り返しましょう。

このヘアケアメソッドは、髪のツヤを守るだけではなく、シャンプーの手間や商品購入のコストもカットできるメリットがありますよ。

【その7】髪と頭皮の紫外線ケアをはじめよう

髪の深刻な傷みを切らずに徐々に補修していくためには、ダメージの大きな原因となる紫外線から髪・頭皮を守ることも重要なポイントになります。

頭皮と髪が紫外線に長時間当たると、熱によってキューティクルが開き、そこからうるおいや皮脂がどんどん流されて、パサつきの目立つ髪質に変わってしまう心配が。

紫外線を受けた頭皮・髪は、白髪や抜け毛、薄毛などの深刻なエイジングサインにつながるリスクもあるため、

  • 髪と頭皮専用の日焼け止めスプレーを使う
  • 日傘や帽子で髪と頭皮を守る

などのUVケアを徹底するようにしましょう。

~おわりに~

切るしかないとあきらめていた深刻な髪の傷み・ダメージも、ちょっとの工夫とアイディアでそのダメージ進行を抑えることができるんですね。

髪の深刻な傷みを切らずにケアしながら、女性ひとりひとりにとって理想の髪質・髪型、長さをいつもキープしていきましょうね!

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