医療用ウィッグは洗っても大丈夫?人毛・人工毛別の正しい洗い方を解説します
女性特有の疾患によって、抜け毛や薄毛のトラブルが気になりはじめた際、医療用ウィッグは髪・頭皮の不備をカバーするだけではなく、新鮮なヘアスタイルに仕上がることによって、女性の気持ちを明るくしてくれる万能なアイテム。
日々快適に医療用ウィッグを活用し、上質さを維持するためには、医療用ウィッグの正しい洗い方・保管方法が重要なポイントになります。
そもそも医療用ウィッグは洗っても問題がないのか、不安やギモンを抱く女性も少なくはない中、今回は医療用ウィッグにお手入れが必要な理由と、人毛・人工毛別の正しいお手入れ方法についてお話していきたいと思います。
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医療用ウィッグは洗えるの?お手入れの必要性と目的を理解しておこう!
結論からお伝えしますと、医療用ウィッグを洗うことは上質さを維持し、毎日快適に医療用ウィッグを着用するために必要なステップとなっているんです。
一般的なウィッグよりも機能性・実用性・コストパフォーマンスが優れた医療用ウィッグですが、洗うことの必要性や目的、正しいお手入れを習慣付けておくメリットについて理解しておきましょう。
医療用ウィッグを常に清潔な状態に保つため
医療用ウィッグをシャンプーしてお手入れをすることは、日々快適に・安心して着用するために欠かせないステップとなります。
医療用ウィッグは、比較的長い時間・長期間着用することが一般的な活用方法になっているため、ホコリや汚れの付着、紫外線によるダメージや皮脂汚れなどが付着したままになりやすいのです。
医療用ウィッグを洗うことは、これらの外部からのダメージを洗い流すことになるため、医療用ウィッグがいつも清潔になり、頭皮のかゆみや赤み、髪へのダメージを最小限に抑えることにもつながるんですよ。
理想のフォルムを維持するため
医療用ウィッグを正しく洗い、毎日の保管方法を丁寧にしていると、その分外部からのダメージから医療用ウィッグを守ることができるようになります。
医療用ウィッグを洗うことは、もともとの華やかで理想的なウィッグのフォルム・デザイン・カラー・質感などをキープできるため、忙しい時間でも時短で医療用ウィッグを着用、心地よく活用できます。
医療用ウィッグを正しくお手入れ♪シャンプーやブラシの選び方、お手入れの頻度は?
医療用ウィッグのシャンプーは、着用する女性の気持ちを穏やかにし、常に理想のヘアスタイルを維持するために欠かせないメソッドなんですね。
では、医療用ウィッグを実際にお手入れする際、その頻度はどのくらいの回数がベストなのでしょうか?
ここからは、医療用ウィッグのお手入れの頻度と、シャンプーやブラシの正しい選び方についてチェックしてみましょう。
医療用ウィッグのお手入れは週1~10日に1回
医療用ウィッグには、人の髪の毛を使った人毛と、人の髪の毛と髪に似た素材をミックスした人工毛のふたつが展開されています。
医療用ウィッグのシャンプーは、人毛・人工毛にかかわらず、週に1回~10日に1回程度のお手入れがベストな頻度だと推奨されています。
ただ、寒い季節に比べると、夏や真夏、初秋などの温かい季節は、いつもよりも皮脂や汗の分泌が過剰になり、医療用ウィッグの表面・内部ともに汚れが蓄積・付着しやすいため、週に1回程度のシャンプーがベストと言えるでしょう。
医療用ウィッグは、もともと汚れが付着しにくい丈夫な素材と人毛を使っているため、週に1~10日に1回のシャンプーの頻度は、忙しい毎日を過ごす女性でも気楽に習慣付けていけそうですね。
医療用ウィッグのシャンプーの選び方
医療用ウィッグは人毛・人工毛のバリエーションがあり、市販されている身近なシャンプーでもお手入れができるのか、ギモン・不安に感じている女性も多いことでしょう。
医療用ウィッグをシャンプーする際には、市販のシャンプーでも可能になっているのですが、その特性に着目すべきポイントがあるんです。
医療用ウィッグのシャンプーを選ぶ際には、
- 界面活性剤の使用量が多い商品
- 石油系の成分を使った高級アルコール系のシャンプー
をできるだけ避け、穏やかな洗浄力で保湿・保水・ダメージ補修作用のある「アミノ酸系のシャンプー」を選ぶようにしましょう。
医療用ウィッグのシャンプーは、上質さ・快適に着用するための欠かせないメソッドになりますが、正しいシャンプー選びを理解しておかないと、頭皮や髪のダメージ、医療用ウィッグの劣化につながるおそれもあるため、要注意ですよ◎
また医療用ウィッグは、専用のシャンプーが専門店や購入店、ヘアサロンなどでの販売が多数あります。
医療用ウィッグの専用シャンプーは、ウィッグの材質やフォルム、機能に着目した成分や役割を担った安心の商品となっているため、ウィッグ購入時にセットで揃えておくことがオススメです。
医療用ウィッグのお手入れ時のブラシの選び方
のちほどにも詳しくお伝えするのですが、医療用ウィッグのシャンプーをする前には、丁寧なブラッシングをする必要があります。
シャンプー前にかかわらず、医療用ウィッグの活用シーンでは、ブラッシングをする頻度が自然に増えるため、使用のブラシの正しい選び方も一緒に理解しておきましょう。
医療用ウィッグにオススメのブラシは、
- ブラシの毛が密集していてやわらかいもの
- 馬や豚の毛などが使われた上質な商品
- 椿やスクワランなどがブラシにブレンドされた商品
という特徴があるものを選ぶと、時短で医療用ウィッグの絡まり・ごわつきを滑らかにし、シャンプー時も手間取ることなくお手入れができます。
ウィッグハンガーがあると便利
医療用ウィッグのブラッシングやシャンプー、トリートメント後にドライヤーを使う際には、専用のウィッグハンガーを使うこともオススメです。
ウィッグハンガーは、医療用ウィッグを立てかけて固定する便利なアイテムとなっているため、ドライヤーを使う際にもまんべんなく髪の毛を乾かし、ブラッシングの際にも医療用ウィッグのフォルム・状態を確認しながら手軽に使えるメリットが。
ウィッグハンガーは、医療用ウィッグの専門店、ファッションウィッグを取り扱うバラエティショップなどなど、身近なところでリーズナブルに購入することができますので、こちらも合わせてのリサーチをしておきましょう。
医療用ウィッグの正しい洗い方【ミックス毛編】
続いては、医療用ウィッグの毛質の種類のひとつとなる、人毛と加工毛をミックスしたミックス毛編の正しい洗い方についてご紹介していきます。
使用前のお手入れ
医療用ウィッグを使う前には、絡まりがないかを確認し、ゆっくりと丁寧にブラッシングをしましょう。
医療用ウィッグはときに、空気の乾燥によって静電気が起こることもあるため、この場合は霧吹きをかけて軽く湿らせてからブラシを当てるとよいでしょう。
使用後のお手入れ
医療用ウィッグを使用した後は、すぐにシャンプーをするのではなく、丁寧なブラッシングがはじめのステップになります。
医療用ウィッグの襟足や髪の内側などに、軽く霧吹きでスプレーをしておくと、静電気の予防や緩和だけではなく、だけではなく、ブラッシング時の摩擦や刺激を最小限に抑えることができますよ。
シャンプーからタオルドライ・ドライヤーのやり方
医療用ウィッグのシャンプー時には、次の手順を習慣付けておくようにしましょう。
- 裏側に付属されているピンを閉じましょう
- 霧吹きをかけてブラシでとかし、毛先を一定の方向へまとめます
- 洗面台や洗面器にぬるま湯(38~40℃程度がオススメ)を張り、医療用ウィッグを軽く浸します
- シャンプーを泡立て、ウィッグの表面・内部全体に泡を馴染ませましょう
- 医療用ウィッグの表面は、ブラシを当てながら上から下に向けて丁寧に洗います
- 医療用ウィッグの内面は、決して爪を立てず、指の腹を使って泡を揉みこむように洗いましょう
- 洗面器、洗面台のお湯をキレイなお湯に交換し、医療用ウィッグを浸して泡を取り除きます
- シャワーを直接当てたらトリートメントをして30~1分程度おきましょう
- 7の際のようにキレイなお湯に取り換え、お湯の濁りがなくなるまで丁寧に洗い流しましょう
- 医療用ウィッグをタオルで包み、軽く押し込むように水分を取り除きます
- ウィッグハンガーに立てかけ、20cm程度離してドライヤーを当て、ブラッシングをして完了です
医療用ウィッグの正しい洗い方【人毛編】
上質でウィッグ特有の不自然さがなく、多くの愛用者が後を絶たない人毛でできた医療用ウィッグ。
ここからは、人毛の医療用ウィッグの正しいお手入れ方法を参考にしてみましょう。
使用前のお手入れ
人毛の医療用ウィッグも、ミックス毛と同じように、シャンプー前にはブラッシングが必須のステップになります。
髪のからまりをブラシで丁寧に取り除いておくと、シャンプーの泡が立ちやすくなったり、なめらかな質感に整うため、ブラッシングは欠かさずに行うようにしましょう。
使用後のお手入れ
人毛の医療用ウィッグを使用した後は、襟足とトップ、再度に霧吹きをスプレーし、ブラシを軽く当てながら溶かします。
ブラシを人毛の医療用ウィッグの髪の流れに合わせて当てるように心がけると、摩擦や刺激、再度の絡まりなどを防ぐことができますよ。
シャンプーからタオルドライ、ドライヤーのやり方
人毛の医療用ウィッグのシャンプーからタオルドライ、ドライヤーまでの方法は、ミックス毛のお手入れとやや異なる部分がありますので、お見逃しのないようにチェックしてみてくださいね。
- 医療用ウィッグの絡みをとり、ストッパーを閉じます
- 洗面台または洗面器に38~40℃くらいのぬるま湯を張り、シャンプーを溶かします
- シャンプーを再度泡立て、根元から毛先に向かって泡を揉みこむように馴染ませます
- 医療用ウィッグの内側も同じように、適量の泡を揉みこんで指の腹を使い洗いましょう
- 洗面器や洗面台のお湯をキレイなものに取り換えたら、ウィッグを浸して毛先を一定の方向にまとめます
- キレイなぬるま湯をトップからサイド、毛先に向かってかけ流しましょう
- シャンプーの残りがなくなったら、軽く絞ってトリートメントを全体に塗布します
- 30秒程度放置し、6の要領で洗い流しましょう
- 医療用ウィッグを軽く絞り、大きめのタオルに包んで押し込み、水気を切ります。
- 清潔なタオルで再度医療用ウィッグを包み込んだら、10cm程度離してドライヤーを当てます
- タオルを取り除き、内面に20cm程度離してドライヤーを当て、乾燥したら完了です
~おわりに~
医療用ウィッグの毛質別の正しい洗い方を早めにマスターしておくと、いつも心地よいウィッグライフが送れるようになるはず。
女性にとってなくてはならない医療用ウィッグを存分に活用するために、今日からのお手入れをより丁寧に、楽しみながら進めていってくださいね!
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